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BitcoinのPaperWallet(紙の財布)の作り方・使い方

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流行りの仮想通貨『Bitcoin』。ブロックチェーン技術を用いたセキュリティの高い仮想通貨として有名ですが、今回BitcoinのPaperWallet(≒口座番号と暗証番号)を作ってみました。今回はPaperWalletを作るにあたって少し勉強したこととか作り方とかを書いていきます。筆者個人の備忘録としてご照覧ください。

目次

0.はじめに
0-1.参考にしたサイト
0-2.予備知識
1.PaperWalletを作る手順
1-1.ソースコードをダウンロード
1-2.オフライン環境でファイル展開
1-3.正常に公開鍵が作られているか(≒口座開設できてるか)チェックする
2.PaperWalletの特徴と使い道
2-1.入金方法
2-2.送金方法
2-3.送金は1回のみ
2-4.PaperWalletの使い道

 

0.はじめに

0-1.参考にしたサイト

ペーパーウォレット - ビットコインの保管 | Bitcoin日本語情報サイト

上記サイトを参考にPaperWalletを作成しました。

0-2.予備知識

銀行口座でいうところの『口座番号』と『暗証番号』は、Bitcoinだと『公開鍵(アドレス)』『秘密鍵』と呼ばれます。公開鍵・秘密鍵という難しそうな名称をしていますが、単なる数十桁の英数字の羅列です。Bitcoinの『公開鍵≒口座番号』『秘密鍵≒暗証番号』を取得・管理するものをウォレット(財布)といいます。※筆者は金融業界界隈の人じゃないので、正しい定義は詳しい人に聞いてください。

銀行口座は銀行で開設しますが、Bitcoinの『公開鍵』『秘密鍵』は自分で勝手に作ったり、Webサービスを利用したりして作れます。主に5つの方法があります。(カッコ内はセキュリティの強さ)

①ハードウェアウォレット(強)⇒専用機器を用いて取得・管理
②ソフトウェアウォレット/デスクトップウォレット/クライアント(中)⇒PCにソフトウェアを入れて取得・管理
③オンラインウォレット/ウェブウォレット(弱)⇒第三者運営のオンラインサービスで取得・管理してもらう
④モバイルウォレット(弱)⇒アプリで取得・管理
⑤ペーパーウォレット(強)⇒紙で取得・管理

この分類でいくと、2014年に倒産したマウントゴックスのサービスは③ウェブウォレットに該当しますね。この事件はBitcoinが消えてしまったのではなく、何者かに秘密鍵を盗まれたのが原因で、不正送金をされてしまいました。秘密鍵(≒暗証番号)をもらしてしまったマウントゴックスの管理体制の甘さが招いた事件で、Bitcoin自体はセキュリティの高い通貨です。(と、筆者は解釈しています。)

 

前置きが長くなりましたが、今回は最もセキュリティが強い(その分利便性の低い)PaperWalletの公開鍵、暗号鍵を作ってみました。

1.PaperWalletを作る手順

PaperWalletを作れるサイトをいくつかあるようですが、今回は参考サイトにしたがって、https://www.bitaddress.org/を通して作ります。

1-1.ソースコードをダウンロード

https://github.com/pointbiz/bitaddress.org

上記URL先画面右上の『Download ZIP』をクリックし、ファイルをダウンロードします。

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ファイルがダウンロードできたことを確認します。

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1-2.オフライン環境でファイル展開

PCをオフラインにし、できれば外部ドライブを用いてLinuxなどでダウンロードファイルを展開します。今回はChromixum OSのLiveUSBで起動。

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(オンライン状態でhttps://www.bitaddress.org/にアクセスしてもそのまま公開鍵・暗号鍵は作れます。暗号鍵漏洩リスクを下げるための施策です。)

 

ファイルを展開し、

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『bitaddress.org.html』というhtmlファイルをダブルクリック。(Javascriptに対応しているブラウザで起動。)

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オフラインですが『bitaddress.org』が開きます。マウスを動かすと緑の点とパーセンテージが増えていきます。

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100%になると『公開鍵』(画像左)と『秘密鍵』(画像右)が生成されます。簡単でしたね。このまま公開鍵と秘密鍵、それぞれのQRコードをそのまま印刷したい場合は『Print』をクリックします。もっとオシャレにしたい場合は『Paper Wallet』をクリックします。

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この画面で、公開鍵(アドレス)を複数枚に増やすことができ、紙面もオシャレにできます。パスフレーズを追加して、さらに安全性を高めることもできます。

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『公開鍵(≒口座番号)』の方は入金してもらう際に使うので誰に教えてもOKですが、『秘密鍵(≒暗証番号)』を不用意に人に教えると、勝手に送金されてしまうので注意。

 

1-3.正常に公開鍵が作られているか(≒口座開設できてるか)チェックする

かなりあっさりと公開鍵と秘密鍵を生成できたので、本当にこれが口座の役目を果たすのか不安になりますね。公開鍵は全世界に公開されているので、モバイルウォレットを提供するサイトなどで公開鍵の残高や取引履歴をすぐに確認できます。

例⇒ "https://blockchain.info/ja/

 

上記サイトの画面右下に『公開鍵』を入力します。

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取引履歴と残高が表示されます。『公開鍵』が正常に生成されていることがわかります。

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ためしにデタラメな公開鍵を入力してみましょう。公開鍵の下一桁を大文字Hから小文字hに入力しなおして、検索してみました。

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「unrecognized search pattern」と表示され、この公開鍵は無効であることがわかります。

 

2.PaperWalletの特徴と使い道

2-1.入金方法

今回取得した『公開鍵(アドレス)』宛てに送金してもらいます。

2-2.送金方法

PaperWalletはただの紙なので、そのままだと送金できません。モバイルウォレットやウェブウォレットなどその他の方法を用い、送金先の公開鍵を指定、自分の秘密鍵を入力(もしくはQRコード読み込み)をして送金します。

2-3.送金は1回のみ

よって、PaperWalletは送金の際にオンラインに接続することになるので(たぶんそういう理由で)一度送金すると安全ではなくなります。一回送金したら、PaperWalletは破棄。必要であればまた新たに公開鍵(アドレス)を生成して使います。

入金・送金の流れについてはこのサイトでわかりやすく説明されていました。ペーパーウォレットからビットコインを復元する方法 - Genx Notes

2-4.PaperWalletの使い道

・100円分のBitcoinをPaperWalletに入金。イベントに来た人に配布する。

・レストランなどでのチップ代わりに。

・長期保管用の口座・金庫代わりに使う。

・カンパを募る用に作成。

あくまで筆者の想像ですが、こういう使い方ができるんじゃないかなぁと。

 

おわりに

以前、TVでPaperWalletの秘密鍵(QRコード)を見せた瞬間ビットコインが盗まれるというニュース(source)もあったので、ビットコインを取り扱うにあたって秘密鍵をいかに管理するかが重要になってくると思います。

今回はPaperWalletでしたが、より利便性の高い(がセキュリティに劣る)モバイルウォレットやウェブウォレットも試していければなぁと考えています。

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