タニタやオムロンの体重計(体脂肪計)の商品レビューは結構ありますが、あんまり紹介されていなかった『1byone』というメーカーの体脂肪計のレビューをやってみたいと思います。
Amazonで3,500円(この記事執筆時点)と価格設定は安めだが、本当に使えるのか…?
※2022年6月現在はWithingsの体組成計を使っています。
1.1byoneとは?
アメリカのカリフォルニア州オンタリオに拠点を置く『1byone』は、主に家電などを販売している会社。テレビのアンテナやホームセキュリティ用アラームをはじめとするデジタル機器・周辺機器を数多く取り扱っています。
amazonでの商品販売に力を入れており、特にテレビのアンテナが安価で受信感度もなかなかよいと日米で人気。
会社概要:About 1byone
2.1byone『SMART SCALE』の外観
そんな1byoneから今回試供品として頂いたのが、体重・体脂肪計の『SMART SCALE』。
外箱はこんな感じ。
SMART SCALEは半透明の袋に梱包されており、多言語説明書付。
SMART SCALEの表面はクリアで光沢感のあるガラスっぽい質感です。
なかなかオシャレですね。
スイッチはついておらず、乗ると数字が表れます。
30秒間放置すると自動的にスリープ状態になります。
一応電池も付属。
単四電池が4つ必要です。
これ単体でも体重を測れますが、デフォルト設定だと単位が『st:lb(ストーンポンド)』表示になっていて使い物にならないので、スマホと連携し『kg』表示に切り替えましょう。
また、スマホと連携することで体脂肪率・BMI値・体内水分率・筋肉量なども測定できるようになります。
3.SMART SCALEのスマホ連携の流れ・使い方
3-1.1byoneのアプリをインストール
1byoneのSMART SCALEとスマホを連動させるためには、まずアプリをインストールします。
Google Playだと「1byone」で検索すれば出てくるはず。
アプリに必要な権限はこんな感じです。
アプリを起動させる前にBluetoothをONにしておきましょう。
BluetoothをONにしたら準備完了。
アプリ『1byone Wellness』を起動し、初期設定を行います。
3-2.1byone Wellnessの初期設定
『1byone Wellness』を起動すると、BODY FAT SCALEとBATHROOM SCALEという2つの選択しがあるので『BODY FAT SCALE』を選択し、『Done』をタップします。
次に自分のデータの入力です。
『Name(ニックネーム)』『Gender(性別)』『Unit(単位)』『Birthday(誕生日)』『Height(身長)』『Level』をそれぞれ入力し、『Save』をタップします。
入力が終わるとこのような画面になります。
3-3.1byone Wellnessの使い方
それではアプリを起動したままでSMART SCALEに乗ってみましょう。
するとスマホの画面に「Do you want to save it?(このデータ保存する?)」との表示が出るので『Yes』をタップすれば、今回測った体重などのデータを保存することができます。
測ったあとの画面です。
・『Weight(体重)』
・『Body Water(体内水分)』
・『Body Fat(体脂肪率)』
・『Bone(骨密度)』
・『BMI(体重[kg]/身長[m]の二乗)』
・『Visceral Fat(内臓脂肪)』
・『BMR(基礎代謝量)』
・『Muscle Mass(筋肉質量)』
が表示されます。
『Weight(体重)』をタップすると、これまで測った体重とBMIの履歴(リストとグラフ)を見ることができます。
スマホを起動したまま体重計に乗るだけで体重を保存してくれるので、日々の体調管理やダイエットの効果を見るのに使いやすいです。
3-4.アカウントの追加・削除・再設定の方法
最初に設定したアカウントの追加や削除もできます。
画面左上のアイコンをタップしましょう。
・『Edit』でアカウントを削除
・画面左下の『+』でアカウント追加
・『作成したアカウント名を選択』することでアカウントの切り替え
ができます。 ※Editでプロフィールの編集はできませんでした。
別のアカウントをタップすれば、このように表示が変わります。
また、現在のアカウントのプロフィール情報を編集する場合は、『Settings』をタップします。
『My information』をタップ。
この画面で自分のプロフィールの修正をすることができます。
1byone Wellnessアプリの使い方としては大体こんな感じです。
4.1byoneの『SMART SCALE』を使ってみての感想
同商品のメリットやデメリットを何点か。
4-1.メリット
・透明感のある見た目がオシャレ。
・スマホ連動で体重を記録できる。
・アプリが使いやすい。
・3,500円と安い(この記事執筆時点)。
・体脂肪率や体内水分なども(一応)計測できる。
多機能なわりには安価でオシャレなところがなかなかよいと思います。
4-2.デメリット
・体脂肪率の計測値が正確ではない(-10%くらいになる)。
・その他体重以外の計測値の精度も正確でない。
・デフォルトの単位が『kg』でなく『st:lb』。スマホがないと設定変更不可。
・時間設定を変えられない(たぶんGMT ±0表示)。
・説明書の日本語がところどころ変。
完全には日本語対応できていない印象を受けます。
スマホを連動できる体重/体脂肪計としては安価で、家に置いておきたくなるデザインなので、体重の推移の記録のみでよければかなりコスパの高い商品になると思います。
体脂肪率やその他の指標も高い精度で計測したい場合は、より高額な商品を選択したほうがよいと思います。ご参考までに。